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自然の恵みをエネルギーに公営電気事業7再生可能エネルギーの導入拡大への期待が高まる中、公営電気事業者として地域に存在するエネルギーの有効活用及び地球温暖化防止の観点から、CO2排出量が少ない再生可能エネルギーの開発に取り組んでいます。また、市町村や民間企業・NPO等が取り組む再生可能エネルギーの新規開発に対する支援を進めています。?再生可能エネルギーの開発?既存の発電設備の再開発による増出力・増電力量?市町村や民間企業・NPO等が取り組む再生可能エネルギー開発への支援公営電気事業者は主として水力発電の開発に取り組んできましたが、近年では、風力発電、バイオマス発電、太陽光発電の開発にも取り組んでおり、今後も積極的に開発を進めることにより再生可能エネルギーの普及促進に貢献していきたいと考えます。公営電気事業者の所有する水力発電設備は設置後40年以上を経過したものが多数存在し、今後も安定的な発電を続けていくためには、大規模改修や再開発が必要となっています。最新技術を用いた設備への更新や改造等を行うことで、新規発電所の建設に比べて少ない環境負荷で出力及び電力量の増加が図れることから、積極的に取り組んでいきたいと考えます。地域に存在する資源の有効活用という観点から、市町村や民間企業・NPO等が行う新規開発への支援を進めています。〜開発支援事例(山口県企業局)〜●山口県企業局では、これまでの水力発電事業で得られた知識や経験を活かし、地域の活性化やエネルギーの地産地消を目的として小水力発電に取り組もうとされる市町や地域の団体等を対象に、技術的なアドバイスや情報提供を行っています。●対象者:自らが事業者として水力発電の開発に取り組もうとする山口県内の市町及び公共的団体等●対象施設:出力1,000kW以下の水力発電●支援内容:@導入検討、各種申請に関する助言A現地調査に関する助言B各種情報提供●支援実績:9件(導入検討、各種申請に関する助言、現地調査に関する助言等、平成28年3月末実績)小水力発電開発技術支援の流れ(一例)●導入検討、各種申請に関する助言●現地調査に関する助言●情報提供●支援申込●市町村●公共的団体等企業局電気工水課(発電班)開発希望者5再生可能エネルギーの開発促進